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鉛筆の記号の意味と対象学年の目安について

今回は鉛筆の記号(HB、2Bなど)の意味と対象学年の目安についてご紹介します。

【鉛筆の記号の意味】
鉛筆の濃さを表すHBや2B、「H」や「B」は一体何を表しているか気になった方もいらっしゃるかと思います。
「H」は【HARD】(ハード:硬い)、「B」は【BLACK】(ブラック:黒い)の略字になります。
Hの前につく数字が大きいほど硬く、筆記線の色が薄い芯を示し、反対にBの前につく数字が大きいほど
柔らかく、筆記線の色が濃い芯を示します。
HとHBの間にある「F」は【FIRM】(ファーム:しっかりした)の略字になり、HとHBの
中間の濃さと硬さを持った芯を示します。

【芯の硬さの決まりかた】
芯の硬さは粘土と黒鉛の割合で決まります。
例えばHBの場合、黒鉛7に対して粘土3の割合になります。
ただしメーカーや商品により割合は異なります。
*上記割合は三菱鉛筆のHPより
粘土の割合が多ければ多いほど、芯は硬く、色は薄くなります。

【対象学年の目安について】
ではどの芯がどの学年にあっているかですが、岡山県は特殊な地域性で、
小学校低学年では6Bの鉛筆を使う学校が多くあります。
しかしながら、鉛筆の硬度に関して細かい使用規定はなく、学校や先生の考えによってどの硬度の鉛筆を
使用するかが決められています。
そのため、岡山でも4Bや2Bを推奨している学校もあるようです。
学年によってどの硬度が適しているかに関しては特に先生の意向が働くようで、シャーペンの使用を
認められているところもあるそうです。
また9Hなどの硬い芯は金属や石材などに筆記するように用いられることが多く、6B以上の濃い芯は
デッサンや硬筆書写に用いられるようです。
学童向きというより趣味や仕事で使用する人向けになってきます。

【よく聞かれる質問】
・学校で使用する鉛筆はどれを購入したらいいですか?
前述にもあるとおり、学校の先生によって推奨される芯が異なりますので、学校に確認をとってから購入するのが良いでしょう。

・鉛筆の単位で使われる「ダース」の意味は? なぜ12本単位なの?
ダースの語源の由来はラテン語で12を表す「duodecim」(デュオデシム)に由来します。
また12本単位は海外からの輸入当時、12進法が普通に使用されていたので、その名残となります。



*上記の見本は実際に筆記したものとは濃度が異なります。
あくまで目安になります。

I.M


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