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台湾万年筆ブランド、TWSBI(ツイスビ―)のECO(エコ)のご紹介

今回ご紹介する商品はこちら!!
台湾万年筆の代表的存在、TWSBI(ツイスビ―)でございます。


TWSBI(ツイスビ―)とは、三文堂筆業有限公司が製造・販売するブランドで、2009年に誕生しました。
ブランドが立ち上がるまでは有名筆記具ブランドのOEM(他社ブランドの名前で製品を生産すること)を
長く請け負っており、その技術力を生かしTWSBIができました。

エコやダイアモンド、バキュームといったシリーズがありますが、
今回はエコを取り上げます!


エコと言えば何といっても吸入式であることが特徴と言えます。
吸入式とは万年筆にインクを補充する方式の一つで、
インク瓶から直接本体の中にインクを吸い上げるタイプのことです。
本体にインクタンクがあるので、カードリッジなどに比べても
たくわえられるインクの容量が大きいことが特徴です。
通常吸入式となると、安いものでもパイロットのカスタムヘリテイジ92の
16,500円が有名ですが、エコはそれよりも安い5,500円。
(万年筆界隈基準では)お手頃な価格で吸入式が手に入るとあり、
日本への輸入が始まった当初は注目度がかなり高かったことを覚えています。

さらに、本体がスケルトンなのも嬉しいところ。
吸入式のマイナスポイントとして、本体の中にインクを入れるため、
本体が不透明な素材だったり、装飾がされていたりすると、
インクの残量がわかりづらい、という点がありました。
しかしエコシリーズは、本体がとても綺麗なスケルトン!
残量どころか、中に何色のインクをいれたのかも一目瞭然です。

ペン先はスチールペン先のみのラインアップですが、
しっかりとした固めの書き味でインクフローも良好です。

精度もかなり高く、とくに注目して頂きたいのがこの首軸にある黒いゴム。


この黒いゴムのおかげで、キャップの気密性がかなりアップしています。
個人的に使用してみた印象ですが、なっかなか乾きません。
2,3カ月インクを入れたまま放置して、思い出したころに書いてみても、
普通に書けました。
お手頃価格にしてこの精度の高さ。さすがOEMで鍛えられた技術力だと思わされます。


最後にツイスビ―でもう一つ有名なのが、分解できますよ、というところ。
ご購入いただくと、分解用の工具や組み立て時に使用するシリコングリスまで付属しております。
ただし!!
万年筆の分解、組み立てはかなりの熟練が必要となります。
分解については現在販売元非推奨となっておりますので、
完全な自己責任となります。
書き味が変わってしまったり、インクの出が悪くなったりといったことも
ありますので、ご注意くださいませ。

というわけで、今回ご紹介しました、ツイスビ―のエコシリーズ。
本体はクリアですが、いまキャップの色違いが結構発売されています。
限定品もちょくちょく発売されていますので、ぜひチェックしてみてください!

メーカー:TWSBI (ツイスビ―)
品名:ECO (エコ)
品番:M2530440※今回ご紹介した細字の品番です
価格:5,000円(税込5,500円)
取扱店:倉敷店、岡南店、岡山店、福山南店
※店舗により、取り扱い商品、字幅が異なる可能性がございます。
 詳細は店舗までお気軽にお問合せくださいませ。

K.U


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